2022.04.10大津絵まわり
大津絵のライブペイント
三井寺で行われた髙橋松山五代目のライブペイントのイベントに行ってきました。草体を描かれるのかと思いきや、イーゼルを使った左右のキャンバスに古格の鬼の念仏と藤娘を同時に仕上げていくという手法で、観ていて目が離せない魅力的なライブでした。合羽刷りの部分を筆で仕上げる工程も面白く、細かい線が入るたびに絵に生命力が宿ります。
うちに昔のモノクロ写真があります。大津市内のどこかの会場で四代目と父の和堂が一間サイズの紙に草体を同時に描いています。時代は変わったと思いました。
大津絵の魅力を知ってもらうのに、こういうライブイベントが今後もさまざまな機会で開催されてほしいと願います。
(2022/4/9 記)